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中国シナリオ#2-女性キャラクター(中編の後編)

遊女と若奥様。
若奥様の旦那はツンデレ。

遊珊(ユー・シャン)

20070704190511.jpg
韓国版名:銀巧
職業:遊女
年齢:20
少女は貧乏が嫌いだった。ありふれた農村の片隅に存在する藁葺き小屋で小作農を営み、かろうじて生きていく親を見てあざ笑っていた。自分はそんな生活はしないと毎日念を押し、いつかは絹の服を着て珍しい食べ物を食べる自分を想像していた。
そんなある日自分を訪ねてきた見知らぬ男達を迎えた。
少女は大変な家の都合を知りながらも何の仕事もしないという娘を疎んだ親に自分が売られたことを知ったが、腹が立つどころかむしろ奴隷として売られて金持ちの家に行くことを望んだ。

男達についていって到着したところは長安のあらゆる派手な照明を受けて、まぶしくて目が開かないほど華麗な場所である長安の紅燈街であった。
自分が住んでいた農村を一歩も出たことが無かった幼い少女が見た紅燈街の風景は、自分が夢見てきたもの以上であった。
派手な服で着飾った女達と彼女と談笑を交わす人々を見て呆気にとられていた。
男達は大きな紅燈街をとおり、大きな壁がめぐらされ、大きな門の中へ少女をいれ、そこで彼女を迎えた人は天から下った天女では、と思うほどの美しい女性であった。
自分を小踊だと名乗った女性は大きな家の中へとつれて入った。少女にどこから来たのかを何も問わず、これからは私の侍従として働いてもらうが、言うことを良く聞けば大変ではないといった。
少女にはきれいでいいにおいのする彼女が気に入り、これからはみすぼらしい家に帰らなくてもいいということにむしろありがたいと思っていた。
小踊は紅燈街に入ってまもない遊女であった。若くてきれいな遊女の噂は早くに広まり、彼女を尋ねてくる人々はかなりの身分でなければ会うことができないほどになった。
そんな小踊が少女の目からはとても素敵に見え、彼女に似たいという思いを持つようになった。
小踊の侍従になってから彼女は片手間に本と歌を学び、少女は日が経つほど成熟した色気が漂うようになった。

小踊に会いにきた人々が、少女を見てその美貌にほれる人が一人二人現れ始めた。
小踊は少女に、奴隷から開放するので紅燈街を去らないかと問うてみた。
少女は家族だと思っている小踊が生みの親のように自分を捨てようとすると、何も言わずに涙をポツリと流した。
小踊は少女が年頃になってもずっと紅燈街にいるのならば遊女にしかなれないがそれでもいいのかと問うて見た。
少女は小踊のようになれるという喜びに浮き立ち、芸者になると言った。
その時小踊の目が冷たく光ることを気づくことはできなかった。

紅燈街に新しい美女が現れたという噂が流れると、以前小踊が紅燈街に初めて入って来たときのように多くの人々が少女を訪ねてきた。
その中に小踊をよく訪ねた数人の男達も少女に合おうと尋ねてきた。
少女は高貴な身分になったかのように気分が良くなった。
しかしそうなるほど、たとえ付き添いの奴婢に過ぎなかった自分を暖かく取り入れ、いまや奴婢から開放してくれた小踊にありがたい気がしていた。
少女は遊女となった後でも毎日欠かさず小踊をたずねた。

いつの日からか少女の住んでいる部屋に毒蜘蛛や、部屋の前にねずみの死骸が落ちていたりする小さな事件が起こり始めた。
少女は自分の美貌を妬んだ遊女がそんなことをやらかしたんだと思った。
少女はそのことに何のショックも受けずもっと明るく過ごした。

少女は幼いときから紅燈街で育ったので外出する機会が少なく、大きな商団を導く商人の話を聞くことが好きであった。
彼らから聞く話は、彼女が夢にも見られない不思議なことで一杯であった。
紅燈街以外では田舎の自分の家しか知らなかった少女には外の世界が知りたいだけであった。
少女は毎日小踊を訪ねて商人から聞いた話を聞かせ、たまに商人からプレゼントされた珍しい品物を小踊へと贈った。
すると小踊はお返しに珍しいお茶をもらったと少女へとプレゼントした。
少女は小踊が自分を思ってプレゼントしてくれたお茶を惜しんで飲みたかったが物置置く深くへと保管しておいた。
遠い西域から帰ってきた少女と親しい商人がお茶一杯持ってくるように頼んだとき、少女はこの前の小踊のくれたお茶を思い出した。
彼に茶を持ってくるといい香りだと商人が先に口をつけてそのまま飲んでしまった。
その後商人はひきつけを起こし、事切れてしまった。

少女は商人を殺害した罪状で官吏に連れて行かれた。彼女は自分はただ彼に茶を渡しただけだと弁護した。
少女と親しみがあった官吏一人が彼女にお茶を誰から手に入れたのかを問い、彼女は小踊から茶をプレゼントからもらい、小踊もそれを他の人からもらったものだといった。

数日間監獄で暮らした少女は、茶に猛毒が入っていたことを看守から聞いた。
今お茶の出所を調べているので早いうちに全てのものが明らかになると彼女を慰めた。
監獄で暮らしている間、自分の言った言葉が小踊へ迷惑をかけたのではないかという思いが恐ろしかった。
初めて心を開いた家族同然の人なのに小踊の暖かい目が自分に向けられなくなったら少女はこれ以上生きることができなかった。

何日がたったであろうか、風呂にも入れずに少女の体臭が監獄を充満するころに監獄のドアが開いた。
官吏が少女に言った、少女は無罪であると。しかし、その先官吏が言った話は何も聞こえなかった。少女は何も聞くことはできなかった。
汚い上に涙だらけになった顔がどれほど醜いものか考えられないが、少女は長安に入って以来初めて声を上げて泣いた。

少女はまた紅燈街へと帰ってきた。そこで旦那を失って紅燈街へとやってきたある遊女から所要が残した手紙をもらった。
紅燈街に入ってきて自分にあこがれた小さな女の子に対する愛情、彼女が成長して自分がなくした若さや美しさを持っている少女に対する妬み、その中での苦しんだ小踊の心がこめられた手紙を見て少女はまだ小踊が好きなことを悟った。

広い世界を憧れる少女の心を最初から知っていたかのように紅燈街を去りなさいと小踊が残した言葉、少女はその約束を果たすために道を発った。

飛橘(フェイジュ)

20070704190520.jpg
韓国版名:翠花
職業:商人
年齢:33
長安近郊の村に仲のいい夫婦が住んでいた。その夫婦は財産も豊かで他人の羨望を受けていたが、惜しむらくはただひとつ、子供がいなかった。
子供を手に入れる全ての方法を動員してみたが、彼らが50過ぎるまで子供はできなかった。
そんな夫婦の切実な願いが天に聞き入れられたのかやっとのこと元気な子供が産まれ、彼らは翠花(日本版名:飛橘)と名前をつけた。
翠花の親は晩年に生まれた娘が目に入れても痛くないほどかわいらしく、娘の願うことならば何でも聞き入れた。

不満無しに育った翠花はある日、家の前で泣いている男の子を見かけた。家がどこなのか親が誰なのかを聞いてみたが子供は泣いてばかりであった。
困った翠花は自分の親のもとへと子供をつれてきた。
翠花の親は男の子と話しをし、生計が厳しくて親に捨てられた子供だとわかった。
裕福な家の前へと捨てておけば子供を拾ってくれるだろうと思い、子供を自分達の家へと捨てる人がいたのだ。
翠花の親は自分の娘に兄弟がいないことを切なく思っていたときにちょうど幼い男の子が現れたことを、天がくだした福だと思い、男の子を養子にした。そして男の子に江裕と名づけた。

翠花は新しい弟をとても気に入った。顔もかわいいうえ、自分についてくる小さな子をかわいいと思った。翠花は江裕を実の弟のように思い、彼と共に楽しい幼年時代を過ごした。
ある日山賊達が村にまで出没するようになった。
村で金持ちな翠花の家では山賊の侵入に備えて有名な武士を数人雇った。
翠花の親は彼女に絶対村の外に一人で出ず、山賊が出なくなるまで家にいるように言った。山賊の暴虐さをよく聞いていた翠花は親の言うことを聞くと答えた。
山賊の噂がたたなくなり緊張を解いた頃、急に山賊たちが翠花の家に攻めてきた。
怖気づいた翠花の親は武士を探して自分を守ってもらおうとしたが、雇われた武士は探りを入れるために山を降りた山賊の仲間であった。
翠花の親は翠花と江裕の命だけでも生かすために、自分達が山賊の注意を引くのでその間に逃げよと言った。
翠花は親と離れたくなかったが、親は山賊に金目のものを渡せば命は守れるので大丈夫だと慰めた。

重い足を動かして江裕と翠花は安全な場所で身を守った。日が昇ると翠花は家へと駆けつけた。
一晩で、ただ煙を噴出しているだけの物体に変わってしまった家を見て翠花は灰の上で自分の親を思って泣き叫んだ。
中庭にある原型をほとんどとどめていない真っ黒になってしまった二つの死骸を見て翠花は気を失った。
一日もたたずに親と家を無くしてしまった翠花は生まれて初めて出くわしたことを受け入れがたかった。
家から避難するときに親が持たせてくれた金の指輪が唯一の形見になってしまい、自分が生きていることを証明するかのようにひもじさが自分の腹を鳴かせた。
江裕はほとんど気を失った翠花をしっかと抱き、自分が守るから心配するなといったが、それがさらに翠花の涙腺を刺激するのであった。

江裕は翠花の親の死体を納めて葬式を済ませ、灰になってしまった家を全てつぶしてそこに小さな家を建てた。
何もできなかった翠花はのべつ幕なしに仕事をする江裕にすまない気がしたが、自分が手伝っても足を引っ張るだけであったので黙ってじっと見守ることにした。

時間がたって翠花が変わってしまった生活に慣れる頃、江裕は裏庭で翠花とどこかの青年の話を盗み聞きした。
村の青年は、自分はたとえ昔の翠花の家のように裕福ではないがいまよりもいい場所で暮らさせることができると翠花に求婚していた。翠花は今は結婚に対して何も考えられないし今後もそうだと丁寧に断った。
江裕は翠花の返事に安心している自分に気がつき、ただ可愛らしい妹だと思っていた翠花を慕う感情が愛というものに変質することを悟る。
数日間自分の心を隠すことができず、翠花をみると分けもなくつっけんどんに対応し、翠花は急に変わってしまった江裕の行動に対して大きく傷心し、虚飾状態になってしまった。
江裕は自分はこれ以上翠花と兄弟として過ごすことが大変だと思い、翠花にこの間の行動の釈明とともに彼女に向けた愛を告白した。
突然の愛の告白と求婚に翠花は狼狽したが、彼女も江裕が自分に対して冷たくなったときに傷心して自分の気持ちに気づいたようで、求婚を承諾することになった。

結婚後何日たっても彼らには子供ができなかった。翠花は自分の親も遅くに子供ができたのでそんなに不安ではなかったが、江裕は時がたつほどいらだつようになった。
翠花は自分は大丈夫だといっていたが、村で遊びまわる子供たちを眺める目つきは誰よりも子供をほしがっていることが明らかであった。

偶然村を通りがかった旅人から遠方の西国へと行けば希少な薬が沢山あり、子供ができるようになる薬もあるかもしれないという話を聞いた。
ただ旅人のほらにしかすぎない言葉を信じてしまった江裕は薬を手に入れるために遠いたびに出ると翠花に言った。
翠花は何度も引きとめたが江裕の決心は決して揺れず、すぐに帰ってくると言って急いで出発してしまった。
すぐに帰ってくるはずの江裕は何日たっても戻ってはこなかった。
人々は翠花に江裕は死んだはずだから待つことを諦めようと言ったが、彼女は江裕が生きていることを信じた。
彼女はじっと待っている自分が情けなかった。家を出て苦労している江裕を思うと涙が流れた。
例え子供ができずとも自分に一番大切なものは江裕ということを彼に知らせなければならないと思った。
翠花は生まれて初めて村の外へと出、江裕を探しに出る長い旅へと出発した。

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